読書感想文が「得意」になる!? 編集者が教える、あらすじ書くよりグングン埋まる「必勝ネタ」とは?

コレ「ちょいハピ」かもよ!?

気が重い「夏休みの宿題」のひとつといえば、「読書感想文」ですよね。8/31に泣きながら書いたり、親が手伝って子供ばなれした文章になってしまったり。

中でも困るのが「書くこと、もうない」ケース。「あらすじ書いて埋めちゃえ!」なんてことになりがちですよね……。

今回は、そんなときに役立つ「文章の基本テクニック」をお教えしたいと思います。あらすじを書いて苦しまぎれに埋めた感想文よりも、「じょうずな感想文」になると思いますよ。ぜひ試してみてください!

読書感想文が「うまくなる」、プロも使うスキルとは?

そもそも「読書感想文がうまい」って、どういうことでしょう? 漢字や算数のテストみたいに、正しい答えがあるわけでもないのに、何をもって「いい」とか「悪い」を決めていると思いますか? 感想文の場合、判断基準は「読む人(先生)の主観」ですよね。

ということは、「先生(オトナ)の心をつかむ文を書けば、OK!」 
計算が弱くても、運動が苦手でも、歴史年表が覚えられなくても、読者感想文ではいい点とれる可能性があるということです!

実はこれ、編集者やライターなど、文章を書く仕事をする人が毎度使っているスキルだったりします。「一体、誰に向けた文章なのか」。

小学生に向けた文章、ママに向けた文章、ギャルに向けた文章、サラリーマンに向けた文章……すべて書き方が異なります。その人に「響きそうな」文章を書くのです。

では、読書感想文の読者である「先生」の心に響く文章を書くためは? おすすめなのが「自分に関する、できればちょっと泣かせるネタを仕込むこと」です!(笑)

先生は、何十人もの生徒の、同じような感想文を読んでいます。その中でも「他の子とは違う」という印象を持ち、いい点をつけたくなる「うまい」感想文にするには、この「泣かせネタ」が効果的! 書き方のポイントを、3ステップでご紹介したいと思います。

ステップ1)選ぶべきは、「読めそうな本」より「書けそうな本」!

まず最初に、感想文を書く「本選び」が超重要! 毎年「課題図書」が数冊発表されますが、この中から何を基準にして1冊を選びますか? 

ありがちな理由としては
・本の薄さ
・文字が少なさそうなもの
・挿絵が多いもの など。
わかります、その気持ち! 少しでも「読みやすそうな本」を選びがちですよね。

でも、少し考え方をかえて「読めそうな本」ではなく、「感想文を書けそうな本」を選んでみてください。大切なのは「自分のことを関連づけて書ける本かどうか」。

例えば……
・主人公と同じスポーツをやっている
・主人公と同じ悩みを持ったことがある
・本の内容と似たような体験をしたことがある
・家族や友人から本に出てくるものについて聞いたことがある
などです。

つまり、本と自分との「共通点」「共感ポイント」をみつけられる本を選ぶこと! その本を読むときは、「このへんが自分と同じだな」「この気持ちわかるな」とチェックしながら読み進めます。ステップ2で書きますが、そこが「感想文のフックになる場所」です!

これは、私が学生時代に試行錯誤して習得した、感想文を書きやすくするための「めちゃ効くコツ」だったりします(感想文、得意でした!)。読書感想文は、本選びから既に始まってるといっても過言ではありません!!

ステップ2)自分の話を入れて、オトナを「泣かせる」ネタを仕込む

次に、感想文を書くときは「ネタ」選びが勝負です! 本を選ぶときにみつけた、本と自分との「共通点」「共感ポイント」をフックに、「自分のリアルな経験」をネタにして書きましょう。

こうすることで、「書くことがない」「あらすじを書いて文字数を埋める」ことを避けられますよ。だって、自分のことは書きやすいと思いませんか? 

本の中の出来事やセリフを挙げて、「自分の~を思い出した」というように、自然につなげればよいと思います。

アドバイスとしては……ちょっとずる賢いテクニックと言われるかもしれませんが……自分の経験を書くときは、ちょっとネガティブな、悲しい、苦しい経験のほうが先生(オトナ)に響きやすいです。たとえば、

・自分だけが試験に落ちた
・大ゲンカして泣いた
・親が共働きで、放課後はいつも寂しく過ごしてきた
・赤ちゃんの時から仲良しだった友達が転校
・ペットや、親しい人との死別  など

オトナが思わず同情したり、つい応援したくなったりするような経験を、本と関連づけて書いてみてください!

ステップ3)最後はちょっと、前向きに。「~していきたい」と締める

原稿のラストは、気持ちよく終わらせたい! 

よく言われるのが「本を読んで自分がどう変わったかを書けばいい」。でも1冊読んだだけで、人間そんなに変わりますかー!?

私は変わらなくていいと思います。問題の解決策が見えなくてもいい。ただ、本の内容にひっかけて自分がこれからできそうなことを書けばOK。

だって、AI問題、環境問題、戦争……世界中の頭のいい大人が取り組んでいるのに、答えは出ていないことが多い。なのに夏休みに1冊本を読んだだけの子供が、答えを出せるわけないじゃないですか!

気を付けたいのは「大きなことを言う必要はない」ということ。
「世界平和を目指します」
「首相になって、環境問題を解決します」
とか言っても、現実味が乏しいというか…。

むしろ「明日からでもできる小さなこと」を書いたほうがいいです!
「ケンカしたらどっちが悪いかより、どうして起こったのかをきちんと考えるようにしたい」
「ニュースなどにも関心を持って、考えていきたい」
「これからはゴミの分別をちゃんとしようと思った」
といった感じに、「具体的な行動」を書けたらバッチリです! 

そんなふうに書けば、自然と「本を読んで自分がどう変わったか」の回答にもなっています! 先生の気持ちをつかめる文章に近づくと思います。

自分の悩みや弱みなどを書くと、ちょっとシリアスで暗くなりがちです。そこで、最後のまとめはポジティブに明るく、未来を感じさせるように書くと、あと味のよい読書感想文になりますよ!

読書感想文、がんばってください! 


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